災害時に汲み取りタイプとして利用できる災害対応トイレです。 災害時には、ブース内の小便器は便器下のジョイントを外し、和風大便器はジョイントと便器を外して使用できます。ブース内と屋外の地下ピット蓋には災害時用便器を設置して使用できます。
災害時には、400人程度で約10日間の使用が可能です。(下記参考) 非常用トイレは緊急段階の2~3日間に対応するとの考え方から、便槽の規模も避難対象人口に対して2~3日間対応できる規模で設定するケースが多く、便槽容量については、避難対象人口×1人1日当たり屎尿量1.5ℓ~2.0ℓ/人・日×2~3日で算出されます。 穴数については、同時使用率として60~100人当たり1穴というのが標準です。 このトイレの場合、非常時対応として4穴を考えているので、同時使用率として240人~400人程度を見込んでいることになります。 その場合の必要便槽容量(非水洗)(㎥)は最大で、400人×2.0ℓ×3日×1/1000=2.4㎥ 必要となります。このトイレの地下ピットの容量は、約8.71㎥ ありますので400人が10日間使用しても大丈夫という計算になります。
■平常時と災害時の使用便器比較
男女ブース | バリアフリートイレ | 屋外テント | 総便器数 | |
施 設 | 和便器 | 腰掛け便器 | 災害時用便器 | |
通 常 | 1 | 1 | 0 | 2 |
災害時 | 1 |
1
|
2 | 4 |