【東京都】芝公園19号園地のトイレがリニューアルされました。

東京都芝公園19号園地のトイレが災害対応としてリニューアルされました。

2020年東京オリンピックでのマラソンコースとなる芝公園。その19号園地公衆トイレの老朽化とユニバーサルデザインが求められるようになったことから、公園の歴史、防災、ユニバーサルデザインをコンセプトにこの度リニューアルされました。場所は東京タワー下交差点横、東京タワー（公園下）バス停前に位置し、国内外からの多くの観光客にも利用されています。外観は明治時代の初代設計者によるデザインの名残りを残しながら現代風の仕上を施し、屋根の木材は港区の条例により防火処理（ＢＤWOOD）を施した東京都多摩産の杉と桧を使用しています。

災害時対応トイレ

・男女トイレの大便器はハイブリッド便器を採用して、災害時には便器底の金具を外して即時に汲み取り便器として使用が可能です。バリアフリートイレは車いす利用者の使用も考慮して、洋式椅子セットのマンホール型緊急便座を採用しています。
・ソーラーを利用パーテーションした照明は14時間点灯で7日間（不日照）の稼働が可能になっています。
※災害対応便器につきましては便器のみ納入も行っていますのでお問い合わせください。

Ａ.ハイブリット便器　Ｂ.洋式椅子セットマンホール型緊急便器

ユニバーサルデザイン（UD）

東京都移動円滑化基準の仕様を基にUDをプラスしてご提案させていただきました。
オリジナル仕様としてハンガードアの内側を鏡面処置し大型鏡としています。まただれでもトイレの入口と内部にそれぞれ違う内容の音声誘導が設けられています。

主な仕様

■バリアフリートイレ：腰掛便器、L型手摺、跳ね上げ式手摺、背もたれ、おむつ替えシート、チャイルドキーパー、カウンター1体型車いす対応手洗、大型鏡、ハンガードア内側鏡面仕上げ外部音声案内（各ブースの案内）　内部音声案内（誰でもトイレ内設備案内）
■男子トイレ：小便器2、ハイブリッド便器２、カウンター付き2連手洗い、大型鏡２、ＳＫ、バッテリー収納スペース　パーテーション/グラサル
■女子トイレ：ハイブリッド便器1、おむつ替えシート、チャイルドキーパー、カウンター付き2連手洗い、大型鏡２　パーテーション/グラサル災害時/ハイブリッド便器に利用

製品品番：TO-9801
場　　所：東京都港区芝公園4丁目　（東京タワー（公園下）バス停前）
　　　※もみじ滝エリアは平成31年3月末まで閉鎖されていますがトイレは利用可能です。
施　　主：東京都東部緑地公園事務所様
設計/監理：（株）アーキビルド様元請：モス・インダストリー様